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気が付くと側に、一翔がいた。おそらく、薬を買って急いで帰宅し、倒れていた僕をベッドまで運んでくれていたとすぐに理解した。
「一翔……。」
「陽翔、気が付いたか。はぁー、よかった。全く心配したじゃないか。」
「そう言えば一翔、薬は?」
「あ、そうだった。はい、これ。」
陽翔は一翔から薬を受け取った。
「えっと、これ……」
急いでいたのか、間違って飲み薬ではない方を買ってしまっていたらしく陽翔は戸惑っていた。どうしよう……僕、この薬使ったことがない。と思っていた次の瞬間、「俺が挿れてあげようか?」と一翔が陽翔に言った。
「え!ぼ、僕自分で出来るよ。」
陽翔は隣の部屋へと行った。そう、陽翔が受け取った薬は挿入薬(つまり、座薬)だったのだ。いくらお馴染みだからといってやはり一翔に見られるのは恥ずかしい。そんなことを思いながらも使い方を見ながら挿入してみることにした。だが、うまく挿れることができない。困り果てていると、ゆっくりと扉が開かれる音がし振り向いた。
「え!?一翔!」
「やっぱり。ほら、俺が挿入してやるからこっちに尻を向けてごらん。」
陽翔は観念したのか、言う通りに四つん這いになった。
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