手を使って書くこと

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皆さんは、スケジュールをどう管理されているだろうか。 私はアナログ人間なので手帳に手書きで書きこんでいる。 スマホのスケジュール機能に打ちこんでいる人もいれば、仕事のシフト表の写真やスクリーンショットを基準に日々の行動を決めている人も見かけたこともある。 どんな方法であれ、自分がわかりやすいのが一番だと思っている。 しかし、一つ解せなかったことがある。とある会話の中で 「私、手帳にスケジュールを書きこんでいるので、自分のスマホのスケジュール機能をどう使うのかわからないんですよね」 と、私が言うと返ってきた言葉。 「それ、ヤバいですね」 …ヤバいか? なんだかデジタルツールを使いこなさない人間=ヤバい、時代遅れの人 みたいな認識が裏にある気がして、腑に落ちなかった。 私の場合、手を使って書かないと頭に記憶できないから手書きの手帳でスケジュール管理をしている。書いたところで一回で覚えられないから、自分の書いたスケジュールを何回も見直すのだ。 実際、人間手を使わないと物事を覚えられないと思う。 学生時代、漢字を覚えるのに何度も何度も手書きでノートに練習したのではないだろうか。 高校を卒業した途端、そんな「書く」大切さを、人は忘れてしまっている気もする。 実際、スケジュールをデジタルで管理していた人間は「漢字が書けない・文章が書けない」と嘆いていたり(嘆いている暇があるなら書いて練習しろと言いたい)、今注意されたことも忘れて自分勝手に行動したり(本人に自分勝手の自覚はなし)、仕事をする上で他人を思いやる想像力がない場合が顕著だった。あくまで私見なので科学的根拠は全くないが、そういう傾向がわかりやすすぎるくらい目に見えたのである。 こんなことを書いたら、「勝手に私のこと書きやがって!」みたいなクレームが来るだろうか。 その人は記憶力も乏しかったようだから(自分でそう言っていた。何か注意されてもすぐ忘れてしまうと。ある意味うらやましい能力である。私は何年も引きずるタイプだから。)多分私との会話も忘れているから問題ないだろう。
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