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それからコンビニの近くにあるファミレスに向かった。
移動中もずっと私は話をしていたけど、茉莉ちゃんはそんな私の話を聞いていて『うん』か『はい』しか言ってなかった気がする。
それからファミレスで注文をすると、半ば無理やり押し付けるように茉莉ちゃんにもドリンクバーとデザートも注文させた。
でも一人で食べるよりきっと美味しいし。
それからクリスマスのプレゼントの話になったはずだったのに、
「由実ちゃんって経験ありますか?」
って真面目な顔して茉莉ちゃんが聞いてくるから、
「んっ?経験って彼氏とクリスマスを過ごしたことあるかってこと?」
って返した。まさかそんな話に飛ぶなんて思ってもなかったから。
「いえっ、そのっ、セッ、セックスです。」
「ブッッッッ!」
茉莉ちゃんのびっくり発言に思わず頬張っていたハンバーグを吹き出しそうになった。
「茉莉ちゃんがそっちの話すると思ってなくて、ごめん。待って。」
なぜかドキドキと動悸がして、メロンソーダをグイっと飲んだ。
でも動揺を隠しておちゃらけている場合ではなくきっと真面目な答えを茉莉ちゃんは求めているはず。
「そっか、彼氏とまだって言ってたもんね。あるよ。そんなに沢山の人とはないけど、付き合ったらすぐしちゃうかなぁ。茉莉ちゃんは大事にされてそうだよね。すぐ手を出さないのってそういう意味なのかもね。」
「はい。すごく大事にしてもらってると思います。こんな面倒くさい女より可愛くて由実ちゃんみたいに一緒にいて楽しい人がいるだろうに…」
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