『5時の妖精』

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 その妖精、家まで ついて来ることになった。  彼女いわく、妖精の姿は純枠に信じている人にしか見えないらしい。自分の姿を見付けてもらえたのは本当に久しぶりのことだから、もう少しの間 一緒にいさせてくれっていうんだ。 「ま、いいけどさ。やんなくちゃならないことあるし、あんまり構ってあげられないかもよ?」  机に向かった俺は、ノートを広げて作文の宿題に取り掛かった。  作文は結構好きだ。身のまわりの出来事や感じたことをそのまま書けば良いんだ。  だけど、俺には悩みがあった。字の書き間違いが半端なく多いってことだ。
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