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「ふふ。可愛いいなぁ」
産毛を撫でるかのように頬を撫でられている。
気持ち悪い。
そして、滑らすように指を私の喉に持っていき、首にグッと一瞬力を入れた。
「····っ」
「ここね、地下だから叫んでも意味ないんだよ·····美由こっち向いて」
低くて冷たい声は私の身体を強ばらせ、
嫌だと意思表示のようにギュッと目を瞑る。
「·····僕のこと嫌い?」
その質問をしている声が悲しそうで目にかけられた力が抜けていく。
「····僕は美由を愛してるんだよ····」
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