1日目

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---------勇馬 昔から美由が好きだ。 幼い時から何度も美由の存在に救われてきた。 笑顔、泣き顔、膨れっ面全てが愛おしい。 誰にも渡したくない。 俺は美由の笑顔を守りたいと思った。 だけど、俺は何もできない。 美由と兄貴を見ていると俺は無力なんだと痛いほど理解する。 二人を見て自分に腹が立つ。 そんな俺を見透かしたように兄貴は俺を見て嘲笑っている気がした。
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