2日目

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「···美由」 お兄ちゃんはパンを拾い上げ、私を押し、馬乗りになった。 ドンという大きな音が部屋に響き渡る。 そして、顎を掴むと強引に私の口の中にパンを押し入れた。 私は両手で抵抗するも苦しさが増えるだけだ。 「んんんっーんんっ」 苦しいっ。 「·····駄目だよ。ちゃんと食べないと···わかった?」 そう言うとパンを口から離した。糸のように伸びた唾液が私の頬に付き、同時に大量の咳が出る。 「ごほっげほっげほっ」 口を押さえながら身体を捩り、咳きこむ私をお兄ちゃんはぼっーと無表情で覗き込んでいた。
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