第1話

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第1話

初めまして!! 私は寮のある中高一貫校に通っている 彩喜海和(さいきみわ)といいます 不真面目そうに見えるけど、これでも級長をやっています! ただいま生物の授業の時間… こんなこと言ったらダメだけど苦痛でしょうがない!! なぜって?? 進むのが早くてノートが追っつかないし、お・ま・け・に!なんて言ってるか分からない つまり、声が聞き取りにくい! 私は高速で腕とシャーペンを動かしノートをとった 途中までは追いついてもやっぱり全部はノートに写しきれなかった (オワタ…) 一瞬でやる気をなくした そして机に伏せて寝る体勢になった 気がつけば爆睡していた キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン 目が覚めたのは授業終わりの合図 机には…よだれの後はなかった (セーフ) 私は人前では意外に堂々といられるが恥をかくのは嫌だった そんなことを考えていると… (んん…???) 何か教室に違和感を感じた 周りを見るとみんなの視線が私にあった (あれ??私何かしたっけ??) 先生は呆れた声で私に言った 先生「号令をお願いします」 (忘れてた!!) 男子の早くしろ!!という目線も痛かったので私は慌てて言った 美和「起立」 私の合図で机・椅子の動く音が響いた 美和「気を付け」 わざと音を鳴らす人もいた きっといたずら心か自分はやってますアピールだろうと思ってしまう 美和「礼」 頭を下げるとクラスのみんなも下げ クラス「ありがとうございました」 と大きな声で言った
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