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捜査は全く進展を見せないまま、三日が過ぎていた。
連続通り魔事件とすれば次の被害者が出る可能性もある。
一刻も早く解決しなくては。
捜査状況に一切進展がなく、安住は焦っていた。
星が掻き集めてきた周辺の防犯カメラの映像をすべてチェックしても、犯人どころか被害者が映っている映像すら見つからない。
業を煮やしたのか、星が「俺、見回りします。建物の屋上に登るやつを見つけたら跡をつけて捕まえてきます」
といって飛び出していった。
「あのバカ……」
安住は星におかしな行動をさせないために後を追いかけた。
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