27人が本棚に入れています
本棚に追加
幼稚園のマキ先生
幼稚園に通っていた頃の娘は、大変だった。
担任の先生は、まだ22歳のかわいい女の子。
髪の毛を、ツインテールに結び、化粧っけのない幼い顔をしていた。
妻の代わりに、父母会でカラオケに行った事を思い出す。
マイリトルラバーの曲を唄っていた。
幼稚園とは関係ない集まりだったのに、良く来てくれた。
卒園後も暫くは、個人的に年賀状のやり取りを続けていた。
娘は、幼稚園が嫌いだった。
3才の子供に逆上がりを出来る迄やらせる。
今は、ひまわりを描く時間です。と言われても、
娘は粘土をしてしまう。
お遊戯会の"ねむねむうさこちゃん"が出来ないと、
友達が体育館の壇上から、マキ先生に引きずりおらされていた。
なんとかお遊戯会が3月に終り、娘は保育園に入園した。
保育園に入園した娘は、朝から夕方迄、ただひたすら、
ツルツルピカピカの泥だんごを作っていた。
それが許されるのが、保育園だった。
最初のコメントを投稿しよう!