暗い夜

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どうして私は嫌われるんだろう。 目線はずしって分かりますか? 数人で会話をしていると、視線をくれないんです。 私の顔だけ見ない。 まるであんたなんか仲間に入れないよと言われているみたい。 仲間になんか入れてくれない。 私だけお菓子をくれず、輪から外す。 でも困ったときだけ話し掛けに来る。 そんな奴、この地球にいらないですよね。 星降る夜に、私はそいつが消えることをそっと願うんです。 どうして私は嫌われるんだろう。 三人なら、若しくはそれ以上なら会話ができるのに。 ほかの人となら会話を始めるくせに、私と二人きりになると会話がなくなるんです。 話し掛けなきゃ話さない。 ほかの人とは話すくせに。 話し掛けても曖昧な返答をされて終わってしまう。 続かない。 盛り上がらない。 話し掛けても笑い合えない。 なんてこと。 冷たいですよね。 星降る夜に、私はそいつが平等な精神を持つ人間になることをそっと願うんです。 どうして私は嫌われるんだろう。 勝手に呼び出して勝手に逆上して悪口を言われる。 正義感丸出しで。 でも先生にはちくんなって意味わからない。 自分の正義を通して私の間違いを正していると言うならば、先生にちくんなって言うな。 私が言ったって言わないでね。って言うなら、最初から言うな。 卑怯だよな。 自分たちが卑怯だって分かってるから、そんな事言えるんだよな。 私はあんたらのごみ箱じゃねえんだ。 そう、あなたたちの方がごみですよね。 環境に悪い生き物ですよね。 だからわたしは星降る夜に、そっと願うんです。 キエロって。
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