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この五分間の意味
どこだ、ここは???ただ真っ黒な空間で何もない。そうか、俺は死んだのか?
美月は守れたのかな。するとまたあの機械声がした。
「五分間の目標を達成しました」その瞬間いきなり目が覚めた。
何ださっきまでのは全部夢か。 「美月...」「え、光?」
何と隣には死んだはずの美月がいた。 「み、美月、大丈夫なのか?」
「なーに言ってんの。あんたが助けてくれたんでしょ。 ありがとう...」
え、夢じゃなかったの?しかもよくよく見るとここは病院の部屋で
美月はぴんぴんしているが自分の腹は
まるでミイラみたいに包帯にまかれている。混乱している俺を見て美月は「え、どうしたの?」と尋ねてくる。
「いや、あの五分前に美月を助けなきゃなんとかかんとか.....」
「ぷっ。なにそれ。 まぁもしかしたら神様が時間をくれたのかもね」
そして二人で声をあげて笑った。そのあと俺は恥ずかしながら
「な、治ったら二人でどっか行こう!!」と大きな声で言った。
美月はきょとんとしながらそれでも「うん!!」と言ってくれた。
結局どっちが夢で俺の身には何があったんだろう。
だけど神様、この五分間をありがとう!!
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