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思い出記録
「最近の人は、目の前のものを楽しむよりも、撮影することに夢中だ」
良く聞く話であり、問題視されている課題でもある、のかもしれない。
とはいえ私も良くスマホカメラで撮影をする。
風景や食べ物、動物など。
これはただ単純に、「写真を撮りたい)「感動をシェアしたい」気持ちもあるけれど、
根っこにはもっと別の……自分をいたわりたい感情があったりする。
2年前。
人生の中でも5本の指に入る…というより3位以内に入るほどに辛い時期だった。
これでもか!というほど精神的ダメージを食らうことが立て続けに起き、心が壊れてしまった。
消えちゃおうと思っても、その気力すらなく、
5月から到来した異常な暑さの影響もあり、余計生気を吸い取られてひからびていた。
そんな中。
毎日Facebookから通知される「過去のこの日」を見ることがいつしか日課となっていた。
過去の楽しかった投稿に写真。
それらを見ることで当時の楽しい記憶がリアルに蘇って来た。
特に写真があると、よりその記憶はリアルに蘇り、
楽しかったとこを思い出しては、「こんなこともあったなぁ」と優しい気持ちになれた。
……そんなこんなで。
もしかしたら明日あさって、来年10年後にまた、とてつもなく辛い時期が来るかもしれない。
体が動かなくなるかもしれない。
そんな日に、今見ている素敵な景色を見て、この「楽しい」「素晴らしい」「感動」「胸が躍る」気持ちが蘇れば……
と、まだ見ぬ未来の自分にタイムカプセルを残している。
特に写真を見れば楽しかった記憶がリアルに蘇るので、たくさん写真を撮っている。
第三者から見れば、「最近の人は写真ばかり撮って」となるかもしれないが、
言いたい人には言わせておけ、精神でゴーイングマイウェイならず、強引にマイウェイです(笑)
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