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初めての結婚記念日 18
いつもは真司が蓮の歯列をこじ開け、口内に舌を侵入させるが、今日は蓮から真司の前歯をこじ開け、口内に舌を入れた。
蓮は真司のように巧みに舌と舌を絡めることはできないが、それでも懸命に真司を感じようと蓮は真司の舌に絡みつく。
いつも真司がしてくれっるように、上顎を舌の全体を使って舐めて、口内の隅々まで感じる…。
濃厚なキスで、真司を誘う。
真司…、我慢できない…。
すると真司は正面から、横からと舌の向きを変え、口内だけでなく蓮の頭の中まで溶かしていく。
ー蓮、好きだよー
そんな言葉が頭の中に流れて来るようで、真司に全て委ねたくなる。
ー真司、俺も好きー
心の中で蓮が囁くと、
「愛してる」
耳のそばで真司が囁く。蓮をの思考を止めさせるその低い声は、蓮をぞくりと振るわせた。
キスだけで達してしまうかと思うような、深いキスに蓮は夢中になっていく。
「ン…ぅん……んッ……」
キスで口を塞がれた蓮の声は、2人の口内で響き身体全体に響き渡る。
真司と一つになったようで、身体の奥底から熱いものが込み上げてきそうになった時、真司は蓮の唇から、自分の唇を離した。
どうして…?
表情も瞳も蕩けきり、熱った蓮の口からは、2人の唾液が混じり広角から流れ出る。
「我慢できなくなるから…」
蓮が欲しくてたまらないというように、真司は呟き蓮を抱きしめた。
「ぁッ……」
敏感になった蓮の首筋を、啄みながら真司はキスをする。
時折、キツく吸い上げられると、そこから電気が走り、蓮の首筋には赤い薔薇の花びらの様な痕がいくつも残されていく。
真司は啄みながら蓮のネクタイや、シャツのボタンをはずしていき、完全にボタンが外されると、ぷくりと膨らんだピンク色の乳首があらわとなった。
「綺麗だよ、蓮」
尖った乳首を見られ、蓮は恥ずかしさで顔を背ける。
「ダメだよ蓮、ちゃんと見ないと…」
真司がクイッと蓮の顎を持ち、窓の方を向かせると…、
え?
そこには夜景が一望できる大きな窓が鏡のようになり、はだけたシャツから乳首をあらわにした蓮の姿を映し出していた。
そんな…。
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