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初めての結婚記念日 20
「蓮、どうして欲しい?優しく触れてほしい?舌で捏ねまわされるようにされたい?吸われたい?甘噛みがいい?どれがいい?」
真司は蓮の耳元で、蓮に拒否権なんてないかのように囁く。
そんなの……。
頭の中で蓮は真司に言われたことを、想像してしまう。
唇が当たるか当たらないか…、そんな優しさで触れられて、突き出された舌で捏ね回され、強く弱く吸われたかと思うと、カリッと根元や先端を甘噛みされる。
考えただけで真司に育てられた乳首が、より赤く腫れあがる。
触って真司。
強く、弱く……。
真司の思うがままに…。
欲しがる蓮の目尻から、快楽の涙が流れる。
早く…っ。
さらに蓮が腰を前後すると…。
「もしかして蓮の可愛い《アレ》を助け出して欲しい?」
!!!!
真司の言葉に蓮の気持ちは高鳴った。
「助けて…真司…」
蓮は後を振り向き真司に求める。
「俺は脱がせないから、蓮、自分で脱いで」
真司は蓮の手をベルトに持っていき、自ら外すように促した。
自分で脱ぐなんて…。
羞恥心で蓮が下を向くと、真司はスラックスの上から蓮の楔を何度も撫で、乳首に息を吹きかける。
「は…あっ…、ヤッ…」
同時に触れられ、蓮は背中を反らせた。
「恥ずかしいなら、できるところまで手伝ってあげる。だから続きは蓮がするんだよ」
耳を甘噛みしながら真司は言うと、蓮の後ろから腕を伸ばし徐にベルトの金具を外す。そしてスラックスのホックとチャックをおろした。
スラックスの中ではち切れそうになっていた蓮の楔からは密が流れ出し、ボクサーパンツとスラックスにシミを作っている。
「こんなに濡らして…。我慢できなかった?」
こくこくと蓮が頷くと、
「じゃあここからは蓮が脱いでみて…」
真司の熱い視線を浴びながら蓮はボクサーパンツをずらし少し腰を上げると、一気にスランクスもボクサーパンツも脱ぎ、そしてまたすぐに股を開き蓮を待つ真司の股の間に座った。
あられもない蓮の姿が夜景とともに窓に、美しく映し出している。
「綺麗だろ?蓮」
うっとりと真司は窓に映った蓮の姿と、自分の股の間に座る蓮の姿を見た。
蓮にはその美しさなんてわからない。ただ確かなことは、真司を欲しがり淫らな姿になっている自分の姿が映っているということだった。
「真司…、お願い…。我慢…できない…」
勇気を振り絞った蓮は、より胸を突き出しねだる。
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