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初めての結婚記念日 21
「どうして欲しい?」
蓮の肩にキスをし続けながら、真司が聞くと、
「……部…」
俯きながら蓮は答えた。
「部…?それじゃわからないよ。もう一回言って」
「……全…部…。、して…、欲しい…」
消え入るような声で蓮が言い、その言葉に真司は目を丸くしたが、すぐに微笑み、
「よく言えたね。蓮、ご褒美だ」
真司は蓮の上半身をよじるように後に向かせ、
「あふ…、ァッ…、あぁ…ん」
ぷっくりと膨らんだ右の乳首を口に含み、左手は左の乳首を煽り、そして右手は硬く立ち上がった楔に蓮から流れ出た蜜をすりこみ擦り始めた。
「あ…、だめ……。気持ち…い…ぃ」
右の乳首は何度もキスをされたかと思うと、暖かな真司の口の中に乳首が含まれ、突き出された舌で捏ね回され、強く弱く吸われカリッと根元や先端を甘噛みされる。
左の乳首は指先で弾かれ、時折ぐっと中に押し込まれる。
左右違う刺激が与えられ、それだけでおかしくなりそうなのに、楔まで撫でるように、絞り出すように擦りあげられると、それだけで意識が飛びそうだ。
「ひっ……、ぁあぁ…ンン…。むっ…りぃ…。ああっ……、いい…」
蓮はもう何を言っているかわからなくなっている。
「気持ち…いい…。あっ…、それ…、好…き……」
たまらなくなって、より腰を振って、背中を反らせる。真司の掌と楔の間に蜜が入り込み、くちゅくちゅと音が鳴る。
「もっと…、ああ、……だめ……っ」
裏筋を人差し指と中指の2本でなぞると、まるで舌で舐められ、先端の割れ目を指のひらで細かく擦られると楔の奥からの快楽が、身体全身に
走りだす。
「やっ…、イくぅぅ…、イ…ちゃう…」
この快楽の渦から解放されると思った瞬間、真司の口も手も止まってしまった。
どうして…?
涙目になった蓮は、続けてほしいと真司の手を自ら乳首と楔にもっていく。
「もっと気持ちいいこと、してあげる」
真司はいとも簡単に蓮を横抱きし、窓の方へ連れて行く。
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