吉川尊の物語1

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1.  キーケースに付けたボロボロになったちりめん細工の根付を指で触れた。  儚く美しい僕の宝物。何度思い返しても色褪せない。これからも一生忘れる事は出来ないだろう。酷く美しい彼女の笑顔を思い出す。
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