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それを威張っていうなよ、この役立たずの疫病神!何故か偉そうに踏ん反り返るクソ野郎にあたしはジットとした視線を送る。それに気がついたのかクソ野郎は取り繕うように言った。
「ま、まぁ、その代わりと言ってはなんだがどんな災いがお前に降りかかろうともこのぼくが守ってやるから安心しろ。なにせ、ぼくは神だからな」
いや、あたしに降りかかる災いの大抵はお前が招いたものだからな?どんなマッチポンプだよ!と内心で突っ込みながらあたしはため息を吐き出す。言うだけ無駄だろうし。
なにせ、この店ではお客様ではなく店員様こそが神様なのだから。
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