少女と恋と戦神 前編

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「そんなわけないだろ。ぼくだって色々忙しいんだ。店の掃除に荷出し、発注業務だってあるんだから」  存外真面目に働いてるな、こいつ。 「じゃ、何よ?」 「お前を訪ねてきた人がいる。イートインスペースで待たせてるから行ってやれ。客と親しくするのも『立派な営業活動』なんだろ?くだらんこと考えるほど暇なら営業に行ってこい」  本当に嫌味な神である。  あたしはため息をつくと紅茶を2杯用意してからイートインスペースに向かった。
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