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クソったれイケメn…もう長くて面倒くさいので以後はクソ野郎と略そう。ともかくそのクソ野郎が言った言葉の意味が(唐突すぎるからだろう)理解できなかったらしいおっさんは素っ頓狂な声を漏らす。
「簡単に言えば神羅万象あらゆるものに神が宿る、と言う考え方です。ですから…お客様が神様であったとしてもぼくはちっとも不思議ではない、と思うのですよ」
「お、おう」
よくわからんが、とりあえず『神様』認定されたことに気を良くしたのかおっさんはクソ野郎の言葉に満更でもない様子で頷く。
「ですが、現在。その神の数は100分の一以下になってしまっているのですよ。何故だかわかりますか」
「し、知るかよ!つか、なんの話をしてるんだ、お前は!!?」
「いえ、いえ、とても大切な話なんですよ?あ、話を戻しますね。そこで疑問になるのは何故神様たちはその数を減らしてしまったのか、と言うことです。人はこんなに増えたのにどうして神様は減ってしまったのでしょうね?不思議ですねぇ」
「いい加減にしろよ!」
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