醜き盲人と裸の王様

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醜き盲人と裸の王様

犇めく啓蒙を仰ぐ盲人 成り上がった大食いの理念 偶像は現実へ浸透して行く 拘泥する沼すら不毛に渇いて… 他人の結末に干渉する事を賢しらだと思ってはいない 諦観、怠惰、人の心を持たぬと侮蔑する 心の奥底で求めるのは他人じゃない 見詰めて、自問する 痛みの中で 偉そうに騙るソレはその眼にどう写る? 犇めく啓蒙を仰ぎ繋がろうとする 成り上がった大口の嘘が最後に抱き締めるのは 痛みでは無く自惚れた自尊心
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