鬱がれた夜

1/1
前へ
/97ページ
次へ

鬱がれた夜

終わりを知るから 焦燥がアナタを隠す 刻一刻と歩む時に絶望して 気持ちの中ではまだ此処に居る幸福を感じている だけど終わりから目を離せないから…流れて逝く 見落とした世界は現実のフリをして 削いでは晴れて従順なワタシは繰り返す 消耗して、消耗して、それでも限界を受け入れない言い訳を探す 鬱がれた夜に観える月は悍ましい 安息の終わりをワタシに突き付けるから 月が削がれる様に心が欠けていく日々 焦燥がワタシの心を闇夜に堕とす
/97ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加