序章

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序章

お父さん、今日のお話はどんなの? そうだね、じゃあ今日は流星群の日だから星が降った日に俺が体験したことを話してあげる。 これは僕がまだ高校に入学して間もない頃の話。 多分仲がいい友人も家族も誰も知らない、それは僕と彼女だけの秘密の日。あの日はなんの前触れもなく始まってそっと足音も立てずに消えていった。今はもう僕の心の中にただひっそりと閉まってあるだけ。これが現実の話なのか僕にも分からなくなっている。
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