流れ星の管理人

2/6
前へ
/6ページ
次へ
 これが何かというと、流れ星へのお願いなのだ。  流れ星自体は、僕がさっき銃で撃って消した光点だ。  あれが流れ星となって地球上のどこかに現れるのだ。  見つけた人がお願いをすると、それがノートパソコンの中に入ってくる。  流れ星が消えるまでに三回唱えられたものに関しては、上に報告することになっている。  まあ、上に誰がいるのかは知らない。  神なのか、あるいは人の作った何かなのか。  上が何を考えているのかも。  どうでも良いのだ。  僕の仕事はとにかく流れ星を作る事。  そして、書き留めた願いを報告する事。  その二つだけだ。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加