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「あっにき~! 1週間ぶりに可愛い弟が帰って来た・・・・・・ぞ?」
突然玄関ドアが勢い良く開き、機嫌良さげに入ってくる弟。
え・・・・・・・・・!?
「り・・・っ!? ・・・ぁ、んぅッ」
立夏に見られたのもお構い無しのXIIIに屹立を吸われ、俺は昂りが頂点に達してしまう。
快感の余韻で壁伝いに崩れ落ち、慌ててモノをしまいボトムスのジップを引き上げるけど、もう遅い。
XIIIは口を開け、俺が吐き出した白濁を立夏に見せつけてからごくん、と飲み込み不敵に微笑む。
「てっっっめえ! こんなとこで兄貴にそゆコトすんなっつったろ! 廃棄にしてやる!!」
「嫌だよ。のえるは俺のもんだし、俺ものえるのもんなんだから。立夏にそんな権限無い」
ドタバタと逃げ回るXIIIと、それを追いかけ回す立夏。
「おいお前ら! マンションなんだぞ!ご近所迷惑に・・・」
「はは、まるで兄弟喧嘩だ。XIIIが戻って来て、家族が増えて楽しいだろ?」
玄関の方へ振り返ると「これ手土産」と、紙袋に入った菓子箱を小野寺さんが渡してくる。
小野寺さんまで来てたのか! ヤバイ・・・さっきの見られてないよな・・・?
杞憂する俺に気付かない振りをしてくれている小野寺さんに、俺は気まずくなる。
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