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都会というものは何分、開発開発で敷地が足りなくなりがちである。
人が集まる場、それだけ求められ、必要な物が多いので当然のことだ。
昔、そんな都会の近くの島を丸々買い取り建てられたのが、全寮制の高等学園。
本島に比べると可愛い島だが、あくまで比べるとな訳で広大な敷地は贅沢に使っても全てを使いきれず、手付かずに山など自然がそのまま残って居る。
わざわざ船で移動だなんて事にならないように、本島との間には立派な橋もしっかりかけられて居るので一見してそれが個人の所有だなどと分からないほどである。
そうまでして建てるのが学校一つ、というのが不思議な所であるが金持ちの道楽や感覚なのだろう、と言うのが多くの意見である。
何故ならその学園の生徒になるには、家柄が良かったり、相当の金持ちで無ければ入る事ができないらしい。
良家や金持ちがそんな怪しい学園に大事な子供を預けるか?がいう疑問が出るが、代わりに、その学園を出れば名は上がり、成功確実と昔から言われて居るらしく、実際著名人の卒業生も多い。
その為人々はその学園を憧れとし、喜んで自身の子供を入れたがった。
都会は近いが、寮にし必要な物は敷地内に、そして橋を介すことで極力外から離し、自分達で学園を回させる教育で、自主性を育て、数々を学び立派な成長を望むらしい。
全く物は言いようであるが、実際その生徒は不便という不便は無く過ごす者は大半。
しいて言うならば、男子校なのでそれに纏わる問題が多いぐらいである。
共学の方が管理が難しく問題が起きそうなので、男子校なのはある意味正しい。
全てはそんな変わりに変わった学園ではじまり、終わるのである
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