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熱い、痛い、苦しい、それに慣れる日が来るのか、なんて考えた事もある。 大人が怖くて仕方なかった… 毎日拷問のような事をされていた、それでも必死に命を繋ぎ…生きしのいだ。 ネズミを食べた。 ゴキブリを食べた。 自分の指を食べた。 深く眠りにつく……次の日が来なければいいと願いながら。 運命とは残酷だ…… 起こされ、残飯を食べ部屋に連れていかれる。 手に杭を打たれ頭を押さえつけて水の入った桶に押し込まれる。 息が出来ない、苦しい、もがきたい…でも許されない。 手が動かせないから… 足の甲を重い鈍器で殴られてぐちゃぐちゃにされたりもしたっけ… 命に関わるような猛毒を持った虫や獣のいる檻に閉じ込められて瀕死になった事もあった。 金儲けの為だって広場で獣姦ショーとして檻の中で鋭い爪を俺の体にくい込ませてくるから肉を引き裂かれるような感覚を覚えた。獣だから無理矢理捩じ込んでくるしのしかかってもくる。 泣き叫んだ助けを乞うた、それでも助けてはもらえない。獣も止まっては、くれない。 終わる頃には、ありえない量の血が出ていた。中出しを何回もされたからナカからどんどん溢れてくる人間のモノより大きいから緩くなってびちゃびちゃと零れる。 そんなのお構い無しにいつものボロ布を投げ渡され上から羽織る。 そのまま力なく立つとすぐ元の部屋(牢)へと歩いて戻る。 傷の手当なんかされない 明日になればまた商売道具として見てもらうだけ。 神様なんかいやしない。 ……視界がぼやける。 なんでだ? あぁ、眠りたくない。 明日なんか……来なければ…イイ、の、、ニ。
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