古傷

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古傷

「ねぇセンセイ、ちょっと働き過ぎじゃない?たまには飲みに行こ!」 「師長〜〜なんで分かったの〜私もちょうど師長と飲みたいと思ってた〜」 「ハハ!知らなかったの?私、人の思考が読めるのよ」 「あ〜はいはい。」 「はい。は、1回!もしくは7回!」 えっとぉ、どう反応したら? 「・・・じゃ、行きましょう」 〜〜〜 「急に誘ってゴメンね、元気ないみたいだったからさぁ」 「いえ、ありがとうございます。元気ない?かなぁ」 「自覚なしかぁ」 「心当たりはあるけど、顔には出してない...ハズなんだけどぉ」 「うんうん、顔には出てない。けど、態度に出てるよ!また当直室に入り浸ってるでしょ?」 「あ〜そうかも。帰るの面倒で」 「センセイ、寂しくなるとそうなるから。で、なに、また振られたの?」 「は?またって!何〜 いやいや 振られるっていうか 付き合ってもないんだけど...」 「そ〜なの?これからってこと?恋愛は自由だけどさぁ、うちの看護師泣かさないでよ!」 これからがあるのかないのか。。 「え?誰のことか分かってるの?」 「もちろん」
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