球場

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「ゆきちゃん、救命は、慣れた?」 「いえ、なかなかです。 覚えることも多いし、なによりスピード感が違うから」 「そーだねぇ、でも合ってる気がするよ!」 「そ、そうですか?」 あ、また赤くなった 試合はシーソーゲーム 終盤リードされ 追いつけそうで 追いつけず 「ねぇ、楽しい? 無理矢理付き合わせちゃったけど」 「はい、楽しいです!賑やかですね」 「なら、良かった」 「選手の人たち、大きいですね〜」 「ん?まぁ、そりゃ大きいよね」 「下半身とか、、しっかりしてる」 「へ?」 「あ〜違いますよ、変な意味じゃなくて〜中臀筋とかハムとか☆☆☆」 あっはっ〜 「何を言い出すかと思った!?」 やばい、ツボ 「え〜そんな 笑いすぎ...」 耳まで真っ赤 「ごめん、笑いすぎた。でも面白いんだもん」 結局、最後まで追いつけず 一点差負け 「じゃぁ、帰ろうか」 「はい。」 球場を出るが、凄い人 押し潰されそうになりながら 「あ、こっち!」 手を取って誘導 地下鉄へ向かう人たちと離れると ようやく空いてきた 「今日、車で来たから送るね」
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