踊れ!カップラーメン仮面!

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 *** 「それでな、ミカ!最初は五分ぴったりにダンスを終わらせられなくて、五分オーバーして麺を伸びさせちゃったり、逆に時間余らせちゃったりしてたんだけど!何回もやるうちに、五分ぴったりを体感で図れるようになったんだよ!僕すごくない!唯一の特技と言っても過言ではないね!」  後日。  ちょこっとだけ、カップラーメン仮面の人気がじわじわ上がってきたところで、ようちゅーべ好きのカノジョに見せたところ。  カノジョは非常にしっぶい顔で、一言こう言ったのだった。 「……あんた、馬鹿でしょ」  カップ麺を食べすぎてかえって太ってしまった僕としては、残念ながら反論のしようもない。
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