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ふと目線を上げてみると、少しダンディーなお兄さん(?)と目が合った。
腰にある手は、このお兄さんのものだろう。
なんというか、
このお兄さんの視線が少し怖い。
舐めくりまわすようなって言うのかな?
もしかして、僕のこといやらしい目で見てる〜?
キッショッ!!!!
おっと、失礼。
封印されしもう1人の僕が…って!
そんなに引かないでくれ…。
それより、これ…どうすればいいんだろうか。
動こうにも動けない。
ギッチリ掴まれてるというわけではなくて、本当に体が動かないんだ。
金縛りとは少し違って
まるで操られてるような、そんな感覚。
あの、お兄さん。
と口を開いて驚く。
声が…出ない。
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