俺が堕ちたのは

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俺が堕ちたのは

「んっ…ふっ…ひぅ…ん…っ…あぁン…ッ❤︎」 はぁ…はぁ… _____あれ?俺はなにをしてるんだっけ、頭ふわふわする、もうどうでもいいや__________ ◇五時間前 『美園くん、お疲れ様〜。もう上がっていいわよ』 「ありがとうございます!お疲れ様でした!」 今日も疲れたなぁ…… でもやっとこのアルバイトにも慣れてきたし、頑張らなきゃな。 「今は、えっと……9時半…………帰ったらお風呂入って寝るか」 それにしてもやけに今日は眠いなぁ、勉強はまた明日だな……… バイトか終わり、1日の緊張感が全て溶けきり、気が抜けた彼"美園 琉飴"はまだこのあと自分に起こることを想像すらもしていなかった。 『あの……』 「は、はい!なんですか?」 『駅までの道が分からなくて教えていただきませんか?』 「俺も駅まで行くので良ければ一緒に行きますよ?」 ニヤリ… 『ありがとうございます…』 「あの、どちらに住まれてい…っ…んんっ_______ん___んっ」 彼は前を向いたすきに道を聞いてきた男によって口をハンカチのようなもので塞がれてしまった…。 『ふふっ、やっと捕まえた…もう離さないからね…俺の可愛いペットちゃん』 意識を失い、男に体を預けた彼の耳にそっと男は呟いた。 「ん……ここ…は?」 うっすらと目を開けた彼は自分の置かれている状況を目にし、ゾッとした。 「え、なんで俺両手と両足鎖で繋がれて裸にされてんの……?」 ここはどこで俺はなんで、は…裸でここにいるんだ? 『気づいたんだ…俺の可愛いペット』 混乱している彼の耳に聞き覚えのある声が届いた。 「お、お前は、俺に駅までの道を聞いてきた奴!!」 彼は言葉を発するとともに今までの出来事を思い出した。 「お前かよ、俺をこんなところに連れてきて鎖でつないだのは!さっさと俺を解放しろよ!!なんで会ったこともないような相手にこんなこと! 『それは後で話してあげる、服を脱がせて鎖で繋いだのは俺だよ。まだ逃げ出す気がなくなるまで外してあげないよ』 「ふざけるなよ!これは誘拐だぞ!お前なんかさっさと警察に捕まればいいんだ!」 『そういうわけにはいかない』 「なんでだよ!俺は家に帰るんだ!」 『それもだめ』 「ふざけんなよ!!」 『んー、うるさい口は塞ごうね。ダメでしょ?俺にそんなこと言っちゃ』
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