慢性副鼻腔炎の手術を外来でした話

【後編】手術とその後

嫌な予感はしてたんです。だって入れた時は麻酔してたのに、取る時は麻酔しないんだもの。ピンセット鼻に突っ込んで、そこから出るわ出るわガーゼ五枚×左右。万国旗だったら楽しいのに。いや、楽しいのは医者と看護師だけか。

出す時も入れる時も、荒いガーゼの生地が鼻の粘膜をザリザリとこそいで行く。終わった後も疼くような傷みは続き、流石に家に帰ったら疲れ果ててました。麻酔効いてた手術より、麻酔の無いガーゼ交換の方がキツかった。

四日目もダラダラと寝たり起きたりを繰り返し。流石に夜の睡眠が浅くて、二時間ごとに起きてしまいました。昼寝しすぎ。でも、病院の説明書にあるように四日目で仕事復帰は無理だわ。

鼻に詰め物しての強制鼻詰まりも四日目ともなるとしんどくなって、先ず耳の空気抜けがおかしい。ポワポワしてる。そして治療済み虫歯の跡が無意味に痛い。手術以降、無意識に歯を食いしばっているんでしょうかね。あと、無意識に鼻呼吸しようとして、そのあとはっと気がついたみたいに口呼吸するんでタイミングが合わずに過呼吸みたいになってしまう。

そして五日目。