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で、ここでちょっとブレイク。
医師から「今とったの見せるね」と言われ、目を開けると、親指大の白くてぶよんとしたものが。……えーっと、鶏の脂肪?
「これ、腫瘍ね。結構大きかったねー。あと、意外と弾力性あるな」
これが左の鼻腔にあったんですね。そりゃ鼻詰まるわ。あと、どう見ても鼻茸じゃないな。
「あとこれ、鼻中隔」
軟骨だ。鶏の軟骨だ!
「軟骨、ですよね?湾曲、してる?」
「うん、してる。これを真っ直ぐにしてまた入れるから」
と言いつつ指で私の軟骨をしごく医師。これ、また入れるのか……。
人体の神秘を身を以て知ったところで手術再開。
「篩骨洞削るよ。ノミ」ガン!ガン!ガン!ガーリ、ガーリ。
(副鼻腔炎根治術か。痛みはなくても、音と振動がめっちゃダイレクト。これが入院日額×10倍の手術とは、おのれ保険会社ー!)
現実逃避も再開。
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