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その後の雄っぱいもとい瞬兄 2
「瞬兄……」
段々と上気してきた頬、潤んだ瞳。その具合を見ていれば紗名がどれくらい感じてくれてるかは分かる。そっと下肢を擦り合わせるような動作を見逃さず、短パンの内側へ侵入すれば、下着は既に湿っていた。
「早いな」
「そ、そんなことない」
嬉しくてくすりと笑いを零せば、真っ赤になって否定する。
「瞬兄がえっちなんだもん! すっごくいやらしい触り方するから……!」
その通りだ。紗名を前にすると欲の抑え方が分からなくなる。
「まだこれくらい、序の口だろ」
そう言って、膨れ始めていた花芽を直接弄る。
「あぁっ」
空いている指で秘裂をなぞれば、すぐにしきりに蜜を零していやらしい音が響き出す。
「紗名、こうされるの気持ち良い?」
「聞か、ないで」
「紗名」
「んう……! 分かってるクセにぃ」
「うん、でもこっちの方が好きだったな」
つぷんと隘路に侵入する。こんな無骨な指を、紗名の内側は拒まず飲み込む。
「ひ、あ、あ」
気持ちイイと吐息と一緒に零されれば、己の内の熱は更にぐんと上がった。
そのままずるずると移動して、小さなダイニングテーブルに辿り着く。卓上に俯せにさせて、その場で短パンと下着を一息に降ろしてしまう。
すべやかな双丘を一度だけ撫で上げる。
もうちょっと前戯をしてからと言う考えとは裏腹に、手が勝手にズボンの前を寛げていた。勢いよく飛び出した自分には苦笑するしかない。
そのまま内腿に己を挟ませて、けれど挿れるのは留まった。
「んっ、やだっ、音……!」
前後させて屹立に蜜を絡ませていく。響き渡る音に恥じらい震える背中が可愛い。
その背中や首筋に唇を落として、跡を付けていく。
「瞬兄……」
「うん?」
紗名がこちらを振り返りながら言った。
「ね、そろそろ、挿れて、ほし」
おねだりされると弱い。昔からそうだった。
手早く避妊具を付けてからその身体を引き起こして、そのまま抱き上げる。
「?」
ベッドに行くの? とその顔が不思議そうに問うてきたが、そうだな、行くけどもうちょっと後でいい。
「ひゃっ、やぁあっ!?」
オレは抱き上げたまま、紗名のナカに己を沈ませた。それなりの勢いで最奥まで辿り着く。
「待って、だめ、これは!」
背中を仰け反らせ、刺激に震える身体。
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