不倫報道って要る⁉

まえがき

　ソーシャル・ネットワーキング・サービス（ＳＮＳ）のお陰で世界は狭くなった。
ＳＮＳの特徴は特定のメディアだけではなく、世界中のネットユーザーが情報を発信することができれば、その情報を閲覧することも出来る。

　つまり自作自演の中で自己主張できるのが一番の魅力といえましょう。
しかし、ごくまれではあるが残念なことに一部のライターによる投稿が、特定の個人を誹謗中傷したり、挙句は死に追いやってしまったと言う、悲惨なトラブルが世間を騒がせている。

　さらに問題なのが、自らが確認した事実でもない掲載記事を、うっかりシェアーしてしまうことで、掲載者と共に加害者と化す悲劇が発生しているのだ。

　特にスマホカメラの普及のせいか、偶然に出会った相手が有名人だとすると、本人の了承を得ないまま撮影してしまうことが多い。
これは、或るテレビ局の女子アナ・ファンが、女子アナに無断で写真撮影したことがきっかけとなった物語だ。
その写真を手に入れた雑誌記者は、不倫記事として掲載することを企てるのである。
しかし、記事の掲載には当人の了承が必要不可欠と化した「個人情報保護法の改正」がことごとく仕事の邪魔をする。
考え抜いた雑誌記者は最後の手段に打って出た・・果たして、それを迎え撃つ人物は居るのか⁉