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「だめだよ！ 風邪がうつるじゃないか・・君、それより咳は大丈夫か、息苦しいなんて症状は無いよね？・・どうだね？」
「やっぱり医大の教授よね！ そうやって患者さんを攻めたてるんでしょ⁉」
「攻めているつもりはありません、これは問診なんです」
「でも、私が行った病院なんか、受付でさんざん問診票を書かされたのに、いざ診察室に入ると、先生が同じこと聴いてくるのよ・・折角書いたのに～・・あれって何だったんだろうて頭に来ちゃうの！
患者が書いた問診票なんて、どうせ浩司先生も視ないんでしょ⁉」
「そうだよね、言い訳になるが、多くの患者さんを診なきゃならんのでね、ついリアルで対応してしまう先生が多いよね⁉ でも問診表を書いた患者さんからすれば診察室で症状を訴えるときのリハーサルにはなりませんか？・・
いきなり、症状を尋ねても、自覚症状をうまく説明出来ない患者さんも居るようだし、そんなところでは役に立ってるかも知れないよね。
とにかく先生には上手く訴えた方がいいと思うよ・・ところで京子さん、それって何処の病院なの？」
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