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やまない雨の詩
夏色に 暦進んで 染まり行く
狂った季節の 戯言は
やまない雨を 望んでは
雨風よける 傘忘れ
手元に残りし 日傘にも
あなたの残り香 恨めしく
何処にあらん 水底の
淀む事なき あなたの心
切に願うは あさましき
雨、雨、雨、雨、もっと降れ
かの地に続く 雨雲の
暗き想いは 我が心
水面を叩く 雨音は
届く事なき 焦がれし想い
傘もささずに 去って行く
あなたの姿は 夢うつつ
晴れぬ想いは 永久に
やまない雨は 夏を遮る
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