君の好きな__

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君の笑顔で終わるそのビデオ。 右下には5’00の文字。 たった5分の彼女と再開は僕の未来を作りだした。 イバラの道で、所々落とし穴がある。 ボコボコの歪な道。 それでも彼女はその道の向こうから動くつもりは無いみたいだ。 縄を解き、ゴミ箱に捨てた時 ふわっと君に頭を撫でられた気がした。 窓を開けていたから風かもしれない。 それでもどこかしつこくて、お節介な彼女なら有り得るかもな、なんて思ってしまうんだ。 あぁ。 君は策士だ。 見えているんだろう? ほら 君の好きな初雪だよ__
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