君の好きな__

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手元にあるのはひとつのディスク。 君からの最後のお届けものだよね。 「そろそろ君に会う覚悟を決めなきゃね」 久々に発した声はカサカサだけど、期待と緊張で少し震えてるのがわかった。 少し自嘲気味に笑いながらゆっくりと動いて手を伸ばす。 読み込みの機械音を待ちながら真っ直ぐに黒色の世界を見つめた。 君からのメッセージを待って。
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