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一睡も出来ぬまま朝を迎えてしまった。
彼奴だって男だ。きっと、大丈夫。
そう思いたいけど・・・ まさか、男だとバレて殺されてなんかいないだろうな?
大丈夫だよな?
でも彼奴・・意外とおっちょこちょいだからな・・。
いつもなら、アフターなんて個々の自己責任で行ってもらってるから、大して気にしたこともなかったが、同居する相手が朝まで帰らないとあらば、気になってしょうがない。しかも、何かといわくつきの客だ
「ジェジュン・・・」
PPPPPPPPPPPP・・・・・PPPPPPPPPPPP・・・
その時電話が鳴った
「もしもし?チャンミン?」
「ジェジュン!!良かった。無事なのか??」
「うん、俺は平気。でも、暫く店は休むよ・・」
「え・・?なんで?もしかして、まだ彼奴と一緒に居るのか?」
「・・・・うん、まぁ・・」
「ジェジュン?」
「・・ん?」
「ホントに大丈夫?」
「うん、平気。店に迷惑かけてごめんね」
「・・こっちは大丈夫だから。何かあったらすぐに飛んでいくから、遠慮しないで言って?」
「うん、ありがとチャンミン。じゃ・・」
プー・・プー・・プー・・
通話が切れた後の電話を暫く見つめてた
今夜も仕事だから、少しは寝なきゃな・・
俺が心配してたのは何だったんだろうか?それに一体、ジェジュンの身に何が起きてるのか?俺には知るすべもなかった
俺には聞く権利すらない。
俺たちはただの・・黒服と嬢だから。
夜、出勤するとすでにジジの出勤待ちしている人がちらほら。
ジジは暫く出勤しない旨を伝えると、がっくりと肩を落として帰っていく男達
ジジが昨日の不審な男と何かあったという噂は、嬢達の間であっという間に広がった
「ジジさん・・大丈夫なんですかね?」
「ジュンス・・」
「僕、密かに憧れの人だったんです・・//」
「・・・・・大丈夫だよ。そんなに弱い奴じゃないから」
「・・そうですよね。ウハン!!」
「じゃ、開店準備頼むよ」
「うきゃんきゃん//」
「チーッス!」
「ユチョン、悪い。今日はユナだけ頼むよ」
「ジジさん休みっすか?」
「ああ、暫く休む。」
「なんかあったんすか?嬢達がなんか噂しててたけど・・」
「詳しくは知らない・・」
こんな日に限って、珍しくサランは体調不良だと連絡があった
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