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お互い無言のまま、俺は彼の後ろを付いて行った
タクシーに乗り込み着いた先は、この辺では有名な大きなマンション
凄い金持ちなんだな・・・
俺はキョロキョロしながらエレベーターに乗り込む。
促されるように降り立った階は、ワンフロア―すべてが部屋になった最上階だった。
何かあったらすぐに逃げよう。そう思ってたのに、エレベーターから降りるとすぐに抱きしめられた
「ジェジュン・・・」
「え・・・・・・・・・・・?」
俺の頭と体はは一気にフリーズした。
今確かに俺の名前・・・
俺、コイツの事知らないのに、コイツは俺の事を知ってる
茫然としているとすぐに重ねられる唇
「や///ヤメ・・っん!!」
ものすごい力で押さえつけられ息さえもままならない
振り解こうにも、完全に腕の中に納まった俺は身動きが取れなかった
次第に深くなる口づけ、嫌なはずなのに力が入らない
「ん//っふ///」
何コレ・・・///気持ちいい////
頭がスパークして全ての力が抜けていく
キスだけでイってしまいそうになり、ヘナヘナと膝から崩れ落ちた
「まだまだだよ・・ジェジュン。これからもっと楽しませてやるから」
ニヤリと口の端を上げ笑った
「・・なん・・で///」
俺の名前・・
言葉にする間もなく抱き上げられ、クイーンサイズほどもあるベットに放り投げられた
「ぅう・・・//やめて//」
馬乗りになり俺の両手首を一纏めにすると頭の上でベットに括り付けた
「暴れたら、怪我するよ?」
「何でこんな事・・」
聞きたいことはたくさんあるのに、酒のせいか、うまく言葉を紡げない
「何で?分かってるだろ?お前が好きだからだよ」
「・・・・・・・・・・」
「ああでもしないと、お前、外で会ってくれないもんなぁ」
ニットの裾から指が侵入してくる
「くっ////」
俺をあざ笑うかのように胸の飾りを弄ぶ
「っあ///」
「いいよ、もっと声出して?この部屋は防音設備が整ってるからね。いくらでも声を出しても大丈夫だよ」
「・・・・・・・」
やっぱ、コイツおかしい・・・
そう思った時には、肌を覆うすべての布を引き千切られ、生まれたままの姿になってた
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