ひと夏の思い出 アイスの棒

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翌日 その付近を通ると、アイスの棒が落ちていただけだった あの男がどうなったのかはわからない アイスの棒の 表になっている面には “あたりもう一本”の文字はないが 裏面を確認しようとも思わない それ以降 私は落ちているアイスの棒が怖くて仕方ない 夏になると落ちているアイスの棒 私はそれが怖くて仕方がない
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