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特に嫌な思い出がある訳でもないが、会うとろくなことがないんだ。
「おー、良かったじゃん」耕平にも他の友達にも母さんはいなくて、父さんは単身赴任とくらいしか話していない。
耕平は俺と違って誰とでも楽しそうに話す。それは俺の叔母ももれなくそうだった。
「あー!耕平くんいらっしゃい!」俺が耕平を連れて玄関を開けると、叔母は洗濯物カゴを置いて廊下をパタパタやってきた。
「こんちは!」耕平は相変わらず眩しい笑顔で返事をした。
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