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「え〜、中学生最後だよ?せっかくならおめかししていきなさいよ。」俺がため息をつくと、耕平が横から口を挟んできた。
「でも俺浴衣持ってないんすよー」
「うげー、乗り気かよ」
「じゃあ明日またうちにおいで!浴衣貸しててあげるから。」叔母は嬉しそうに手を叩いて提案した。
耕平は爽やかに返事をして、優介にも伝えると言った。
叔母が部屋から出ていくと、耕平はその場に横たわり、また漫画を読み始めた。
俺もジュースをすぐに飲み干し、漫画を数冊、本棚から引っ張り出した。
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