★★あと5分★★

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無事に、告別式も終わり 俺は、 東京に、戻ることにした。 母は、 かなり、気落ちしていた。 もちろん、母を残して 東京に戻るのは 気が引けたが、 俺も仕事がある。 母に、 なんか、あれば、優子さんに、声をかけるように 伝えた。 優子さんと言うのは 母の妹で、母より、一回りも年下だった。 近所に住んでるから 一番、頼りになるのではないだろうか。 母は、 『亮介、せっかくだから、お父さんの形見、何か、 もって帰ったら』 と、声をかけてきた。 親父のモノで 欲しいものなんか、あるのか? と 思ったが、 まぁ、 いずれ、父の荷物は処分するはずだろうから その前に、なんか、高価なものでもあれば 貰っていくか! そんな軽い気持ちで 親父の 部屋に入り タンスやら 押し入れやら 天袋など、 みてみた。
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