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無事に、告別式も終わり
俺は、
東京に、戻ることにした。
母は、
かなり、気落ちしていた。
もちろん、母を残して
東京に戻るのは
気が引けたが、
俺も仕事がある。
母に、
なんか、あれば、優子さんに、声をかけるように
伝えた。
優子さんと言うのは
母の妹で、母より、一回りも年下だった。
近所に住んでるから
一番、頼りになるのではないだろうか。
母は、
『亮介、せっかくだから、お父さんの形見、何か、
もって帰ったら』
と、声をかけてきた。
親父のモノで
欲しいものなんか、あるのか?
と
思ったが、
まぁ、
いずれ、父の荷物は処分するはずだろうから
その前に、なんか、高価なものでもあれば
貰っていくか!
そんな軽い気持ちで
親父の
部屋に入り
タンスやら
押し入れやら
天袋など、
みてみた。
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