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色々と、見ていると
懐かしいアルバムが出てきた。
母親との結婚式の時の写真だ
いや、当時は
結婚式とは言わなかったんだろうな。
写真だけ、撮った感じだ。
何冊もある、アルバム
これは、見てたら時間がかかる。
とりあえず、アルバムは、見ないようにした。
母との、やりとりの手紙とかも出てきた。
父親は、モノを捨てられてない性格なのか、
いるもの、いらないもの、と分別できないのか?
俺からすると、ガラクタにしか
見えないものも
押入れの中の、衣装ケースから
たくさん、出てきた。
形見と言われても
特にないけどな。
そこへ母親が入ってきて
『なんか、ありそう?』と
声をかけてきたが
俺は、
『うーん、親父が、大切にしていたものとか、
そーゆーものは、ないのか?』と
聞くと
母は
『そういえば、おじいちゃんの形見、ずっと大事にしていたわよ』
そう言って
テレビの横の引き出しから
腕時計を出してきた。
俺の祖父の形見らしい。
親父は、
すごく、大事にしていたらしい。
なら
俺が
それを、引き継ごう。
俺の趣味ではないが
腕時計をもらって帰る事にした。
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