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僕は煙を辿って無事に家に着くことができた。もう辺りは暗く、夜になりかけていた。
「こうた、あんたどこ行ってたの!」
お母さんがこっちへ走ってきて、怒った。多分、僕がいなくなったのでみんなで僕を探していたのかもしれない。
「あれ、煙がない」
気がつくと、僕を導いてくれた煙がいつの間にか消えていた
「なんなの?煙って?」
きっと、おばあちゃんだ。僕が迷子になったから、おばあちゃんが家を教えてくれたんだ。
「なんでもない。遅くなってごめんなさい」
「変な子ねぇ、もう、心配させないでよ!とりあえず早く家に入りなさい」
「うん」
僕はお母さんに言われるがまま、家に入った。
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