9人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
シャァァァァー
シャンプーの後、石鹸は付けずシャワーだけで体に付いた潮を流してゆく。
「やだ、砂だらけ」
あれだけ流れの速い場所でへたり込んだんだ、水着の中まで砂が入り込んでるだろう、彼女は水着を下ろし、大事な部分を洗い出した、俺も、パンツごとズボンを脱ぎ、二人とも全裸になる。
チープな言葉がつい口から出る。
「綺麗だね」
「何それ?みんなに言ってるの?」
「まあね」
少しカッコつけた俺の股間めがけてシャワーを浴びせてきた。
「ちょっ、何するんだよ?」
「あなただって砂まみれじゃないの、ちゃんと洗って」
勃起してるトコにいきなりシャワーをかけられ、びっくりして縮んでしまった。
「くすぐったいだろ、自分でやるよ」
「ダーメ、どうせゴムなんて用意して無いでしょ?私が洗う」
そう言って、石鹸を手に取り泡立てる、泡だらけの彼女の手が俺自身に触れる、根元からにゅるにゅると泡立て、睾丸を優しく転がすように包まれると、また芯が通ってきた、シャワーヘッドを手のひらで軽く押さえ、優しく洗い流した頃には、すっかり立ち上がっていた。
「これでよし」
シャワーヘッドを壁に掛け、俺を向き直した彼女にまたキスをする、ひょっとして咥えてくれるかな?と思った事は内緒だ。
「咥えるって思った?」
「え?」
「後でね、あっ…」
そう言っていたずらっぽく笑う彼女の肩を掴み、ちょっとだけ荒っぽく壁に向けた。心得たもので、彼女は壁のタイルに手を付き、足を開いて背中を反らせた、丸いおしりが、ツンと俺を誘う。
両手で彼女の腰を持った、自分の腰を押し付け、彼女の右半身と左半身の間にある割れ目に沿ってペニスを当てがう、軽く左右に振る。
内蔵の感触、と言った方が良いのか、指先や背中の皮膚とは全然違う感触、頬の内側みたいな、ぬらっとした感触が俺の根元に触れている。
「濡れてる?」
「馬鹿」
体を倒し、彼女の耳元に口を近づけボソッと合図を送る、当然、俺の角度と彼女の角度を合わせる為だ、そのまま彼女の背中を滑るように壁に近づくと、ぬるり、彼女の膣に侵入する事に成功した。
「あんっ!?」
そんなにやすやすと侵入を許すとは思っていなかったのか、風呂場に響く程の声を上げた。
ん…ん…ん…
腰の動きに併せ僅かに声が洩れるが、最初に発した声に気後れしたのか、声を上げるまい、と、している様に見えた、それはそれで面白くない、ちょっと速く動いたり、ゆっくり奥まで突いてみたり。
ぅ…あ…んんっ…
腰の動きのリズムが変わる度、吃音が変わる…
「な…か…に…出…」
最初のコメントを投稿しよう!