あれ、小さくなってる?

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あれ、小さくなってる?

俺は遠くにみんなが見えるくらい離れて美咲に「実は、俺...」今思えば小2で告白とか本当におかしいと思うがあの頃の俺はただ美咲と一緒にいたかったのでもう歯止めが利かなくなっていた。「美咲のことが...」その瞬間ある異変に気が付いた。美咲の顔の後ろで小さく見えるクラスメートたちが、だんだん大きくなってきたのだ、いや、見えるもの全部が大きくなっている。ただ一つ美咲だけを除いて。美咲も「あれ輝君が小さく見える」とのんきにしゃべっている。どうやら俺と美咲以外が大きくなっているらしい。と思ったが、足元にあったザリガニがクマに見える。俺と美咲だけが小さくなっているんだ!!すぐに告白そっちのけですぐに美咲に伝えた。途中で、泣きやすい美咲に伝えたのはまずかったかなと思ったが何と美咲は笑い出した。それを見ると俺もなんか笑えてきて、二人で大笑いした。開き直るというのだろうか、なんか他人事みたいになってきた。それからは先のことなんか考えずに冒険気分でいろんなところに行った。そして疲れて二人で休んでいる間に僕はこんな状況でも告白しようと決めた。そして美咲に「僕は美咲のことが!!」といったとき大きな波の音が声を遮った。またかよ!!自然の神は僕の告白を絶対にさせないつもりか?と勝手に起こっていたらいつの間にか美咲の姿がなかった。
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